SouthApollon’s diary

海や山とか自然のこと、最近読んだ本のこと、日常について

広大な喫茶店

久しぶりにIKEAに来た。

京葉線が幕張の方にカーブして走る姿が見え、振り返ればららぽのビルディングが重臣のようなずっしりとした、佇まいでそびえている。
フードコートの窓際の席を陣取る。高い天井とひろい窓が開放的で、頭の上が突き抜けるような感じだ。巷の喫茶店でほ味わえない。
周りの客は数人程度。人のもつヒューマンエリアは広く、しっかり保たれており、威圧感も、干渉感もない。人と近いと言うのもストレスの原因だ。
・・・・・・はて?普段ならこんなことはありえないんだが。というのも、食事時間帯はともかく、ママ友達の広大な井戸端会議場になっているのが常であり、元気に子供を走り回らせたり、騒がせたりするることができ、建物の中なら子供は外に逃げないといった安心感から、ここは若い親子グループがいっぱいだ。
だが、きょうび、私が席を見つけているあいだは、本を読む人が伸び伸びと、あっちにも、こっちにも見られる。その読みっぷりは多様性があり、集中したり、くつろいだり、とまさに読書人の楽園のように見えた。
・・・ありえない。いつもなら注意しない店員の横を子供が走り回り、各々メガホンを持って話しているかのように談話するママ友たちの姿がない( ゚д゚)
いつのまにマナーが向上したのだろうか?いや、あるいは季節的に外でのママ友たちの談話がされているのだろうか?いやいや、IKEA店員が気を引き締めてマナーアップ運動を強行したのか?いやいやいや、ただの時間差だったりして。
南風が日本国旗とスウェーデン国旗を揺らしている。ときどき、気まぐれに西からの風が、旗をあらぬ方向へゆらしている。薄い雲のかかる青空が広がっている。
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私も余裕こいて、こんなカフェ調の画像をアップできるくらいだ。何かがあったのだろう。ご年配者が午前の街をうろつくように、正午や夕方では街を歩く年齢層が違ってくる。早朝は若い人や勤め人、夕方も同じく、夜は事情を異にした人…時間差の棲み分けが、何となく行われている。
いや、こんな静かなIKEAは初めてだ。