SouthApollon’s diary

海や山とか自然のこと、最近読んだ本のこと、日常について

浦賀旅行記?


夏の海がよいなら、このまま海に住んでしまいたいと、軽薄に思うこの頃。

いつか私もこの世からいなくなることを思えば・・・今日も海に行こう。

前日のハードワークにもかかわらず、自分の足の赴くままに、今日も浜へ。浦賀に向かう。
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堀ノ内で浦賀行きに乗り換える。京急の最後の赤電、800系に乗る。
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肘掛の木目調、天井の扇風機、柔らかい腰掛け・・・こんな昭和の遺産というか、代物が見られるのもあと僅かかもしれない。
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浦賀で降りるとすぐ品川行きになる。ハードワークだ。

浦賀から歩く。目指すは燈明堂だ。普段なら鴨居に向かうのだが、それでは鴨居中毒にはなってしまうので、趣向を変えて浦賀燈明堂へ。

バスでも行けるが、エコノミー精神のため歩き・・・別名、貧乏性。
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途中、キレイに舗装された歩道(海みち)を通る。浦賀の渡しに近く、隠れ釣り場になっているが、護岸からちょっと先は浅く、捨て石が組んであるため、根がかりしやすいかもしれない。

小舟が対岸に渡っていく。後ろの年季の入った緑のデカい船は私のです(いや、違います。大嘘です)。

浦賀の渡しは1キロくらい(かな?)の入江の対岸同士を小舟が渡る。

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燈明堂は道のり2kmくらいと思ったけど3km弱はあった。健康には良いが、帰りは一苦労か?
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浦賀燈明堂。江戸時代、船の安全のために建てられたらしい(あとで良く読んでおこう)。


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海岸は平日金曜のため空いていた。北側にカモメ団地が見える。鴨居の方だ。

観音崎にくらべると、やや巨大タンカーは航路から遠くなるのか?アップな感じはしない。だけど、十分見応えはある。
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岩場はとても滑る。水に濡れたところは、糊でも塗っているかのようにツルツル滑る。

ときどき、小型漁船が行ったり来たり、時々、プカプカ浮かんでいる。密漁防止のためだろうか?夏にかけて見回りを強化しているのかもしれない。

私が気になるのは磯の生物(特に貝類)が減った感じがすることだ。磯焼けで海藻が減るのはともかく、10年前、当たり前にいた磯玉がここ、近海で見られなくなった。

磯玉は深夜活発になるという。たまたま昼間見られないだけかもしれない。私の勘違いであって欲しいけど…。

波が高くなってきた。今日は潮周りは悪く、引いても90cmだ。潮の引かない海を泳ぐ。ベラやキュウセンがウロウロしていた。紅藻類の林が繁茂している。
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久しぶりにシロガヤに刺された。カヤに刺されるのはもう、10年ぶりくらいで、房州でクロガヤにやられて以来だ。彼の地で刺された時は10箇所はやられたらしく、水脹れとなり、1週間は痛痒い日が続いた。電気クラゲの次に痛い。
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おお、私の船が帰ってきた(嘘です)。おかえり。

夕方のカモメ団地があちらで規則正しく建っている。遠くにはかすかだが新日鉄がボヤけて見えた。

今日は泳げただけで良い、夏の海の醍醐味だ。波の音、どこかに向かう船、晴天、白い砂浜…。
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