SouthApollon’s diary

海や山とか自然のこと、最近読んだ本のこと、日常について

集中すること

何かに集中している人を見るのは良いようで、悪いように見える時がある。

それが個人プレーであり独りよがりな時は厄介だ。その人がそれを単独で黙々と、やっているのはたぶん遠景画にでもなるのだろう。関係性抜きにして…。

脇目も振らず、一直線、熱心かつ集中力、どれも響きは良いが、まわりを見れるのだろうか?自分のことが精一杯でまわりを見る、余裕があるのだろうか?

たしかに集中して、正しいことを貫くのはありだろう。ただ、それが正しさゆえに何かを潰してはいないだろうか?何かを圧迫していないだろうか?

正しさゆえに見えるものも見えなくして…大事なものを失っていないだろうか?正しくあっても綺麗なもの、面白いできごとが入り込む余地を無くしてはいないだろうか?

正しさはある意味、鋭さでもある。剣のように鋭い言動はいつの間にか自他を損なっていることがある。いや、人以外のものも失うこともあるかもしれない。

ないより、あったほうがよいこと、それすらも目に入れないようにして、脇目も振らずひたすら目的に向かって走る。

目的だけの生き方も良いかもしれない。だけど、その途中で味わえる機会もないし、向こうからやってきたとしてもわからない。

こういう生き方はどうなんだろうな?なんだか、わからないや。自分だったら息が詰まりそうで。