星新一さん「どんぐり民話館」を読む
何ヶ月ぶりだろう?星新一さんの作品を読むのは。
ショートストーリーが星さんの特徴だけど、1話1話に区切りがるし、話のついでにみたいなものを引きずらない感じが良い。
この「どんぐり民話館」は日本近世の殿様や農民、あるいは中世の欧州世界が下地となり、作品が立ち上がっているようだ。
もちろん、現代風な文化の書き方をしている。ただ、平成以前の時代背景をもとに書かれているため、少し古い感じが否めない。
少しだけSF調な話もあるが、今回は控えめだ。それに「夢のある未来」をいまの世の中で使うなら、かなり居心地の悪さを感じそうた。
柔らかい頭にして読むのが良い。硬い現実感覚に縛られていると…
ヽ(`Д´)ノ「なんじゃこれ、不謹慎な書き方だ!!」
となるかもしれない。こんな時は物語に身をゆだね、楽しむ余裕を持ちたい。遊び心が要る。