雨降る古書の街
神保町に行ってきた。
雨だし、車を出すのもなんか億劫だったので、電車でドンブラコ。本当は上野美術館でも寄ってから行こうかな?と思っていたけど、3時も過ぎていたし今日はパスした。
雨の御茶ノ水。相変わらず若い人が多い。もともとが学生街もあって、当たり前なんだけどこの風景、たまに見る分には良いかもしれない。
校内にスタバやターリーが入っているなんて、今更な時代。私のころは小汚い校舎にパッとしない食堂だけだったけどな。
さすがは都内のど真ん中にある学校だ。
御茶ノ水から神保町入りを果たす。暫く古書店街をブラつく。アレも欲しいコレもイイな~の悪癖が始まる。地元にはない魅力的な品が並んでいた。
アキバのBOOK・OFFもバカにできないが、より精密な古書探索はここに限る。マニアックな教養文庫や旺文社文庫を漁る。これらはもう、出回っていないため高く値が付けられている。
「インド民話」¥1,000
「インドネシア民話」¥1,000
など、元値より高い。その上、内容や描写に華美がなく、読み手に伝えるところはちゃんと伝える感じがあり、これは値落ちしないだろう感がある。
神保町三省堂にも寄る。1階はアンティーク調の文房具や雑貨、センスある季節の小物が置かれ、いい値段。私にはそうそう買えない。贈り物や上層階級の子供向けだろうな。
ガラス小物に種子の詰まったのとか、科学系の鉱物、標本…。見ているだけで楽しくなる。昔の科学者の(綺麗な)実験室みたい。
キッチン南海の前を通る。一時、やっていなかったけど、アレは一体何だったのだろう?店の前にご馳走を求める人の列・・・いや、「ご馳走」って言うくらい美味しいんだから。
以前、ココでクリームコロッケカレーを食べたが、クリームコロッケのメリケン粉がトロミとなって美味いこと。ルーも何時間も煮込まれたようで、熟成していた。
すずらん通り薬局あたりに人がポツポツいる。スマホ片手に何かしている・・・ポケモンGOらしい。爆笑問題の太田が不謹慎発言めいた事を言っていたが、するも自由、しないも自由、私はそんなとこだ。ただ、人があそこでスマホ見ながら数人、突っ立っていたらなんか異様な感じもする。
欲しいものがちゃんとある、それが神田古書店街の良いところだ。ネットにはない探索の雰囲気、「そういえば、これも見てみたいな」という好奇心の発露。
あとはお財布との相談だ。今回は2冊お買い上げ。